冬の東北海道でタンチョウを撮る【伊藤サンクチュアリ編】

冬の東北海道でタンチョウを撮る【伊藤サンクチュアリ編】

タンチョウ(伊藤サンクチュアリ)

 

こんにちは。幸せカメラのKENです。

 

今回は冬の東北海道で安全に、そして確実にタンチョウを観察することができる聖地

「伊藤サンクチュアリ」について紹介します。

 

~この記事は6分で読めます~

 

伊藤サンクチュアリとは?

伊藤サンクチュアリ地図

(画像をクリックすると拡大します)

 

伊藤サンクチュアリとは、冬季間のタンチョウの給餌場の一つで、鶴居村からは車で約5分程度の距離にあります。

 

音羽橋からは車で10分程度で到着します。

 

撮影スケジュールとしては、音羽橋で日の出直後にタンチョウの羽ばたきを観察してから、この伊藤サンクチュアリに来るパターンがおすすめです。

 

音羽橋から伊藤サンクチュアリまで

 

上の地図は音羽橋から伊藤サンクチュアリまでのルートになります。

 

このルートのグーグルマップのリンクはこちらです。

 

音羽橋から伊藤サンクチュアリまでのルートマップ
https://drive.google.com/open?id=1DxSK4DfvhMLsO-0fvnCN6hOLNpzF8X07&usp=sharing

 

伊藤サンクチュアリでは、自然環境でのタンチョウの餌が少なくなる11月から3月にかけて、飼料用トウモロコシなどの給餌を毎日行っています。

 

広大な牧草地には最大で400羽近くのタンチョウが訪れることもあるようです。

 

ライブカメラや公衆トイレ、そしてネイチャーセンターなどもある充実した観察ポイントです。

 

また「伊藤サンクチュアリ」の「伊藤」とは、タンチョウの保護活動としてこの土地で給餌を始めた「伊藤良孝氏」のお名前です。

 

詳しくは伊藤サンクチュアリのサイトをご覧ください。

 

伊藤サンクチュアリ

http://park15.wakwak.com/~tancho/sanc_info.html

 

この伊藤サンクチュアリですが、タンチョウが飛来するエリアがとても広いのが特徴です。

 

伊藤サンクチュアリ地図

 

上の画像の牧草地全体にタンチョウが集まってきます。

 

ただし餌を与える場所は、観察ポイントの周辺です。

 

タンチョウの給餌について

タンチョウの給餌

 

給餌の時刻になるとたくさんのタンチョウが集まってきます。

 

給餌の時刻については基本的に午前9時に1回だけのようです。

 

ですが、天候や状況によっては変わるようで、午後2時に給餌している光景を見たこともあります。

 

タンチョウは様々な方角から飛来してくる

飛来するタンチョウ

 

サンクチュアリでタンチョウを観察していると、様々な方角から飛来してくるのを見ることができます。

 

正面の奥から彼らが来る場合は、早めに気がつくので撮影が間に合いますが、不意に予期せぬ方角から舞い降りることもあります。

 

飛来するタンチョウ

 

レンズの焦点距離は、クローズアップするのであれば500mmくらいの超望遠レンズが便利です。

 

ですが、僕の場合は突然飛来してくる彼らを撮るために、焦点距離が200-300mmくらいのレンズを手持ちでメインにしていました。

 

 

超望遠レンズを使う場合は、観察が意外と長丁場になるので、三脚やビデオ雲台が必要になります。

 

気軽に撮影を楽しむのであればレンズは300mmもあれば十分です。

 

小雪が降ると印象的になる

雪の中のタンチョウ

 

僕自身は吹雪いているときも撮影しますが、路面状況も悪くなるので悪天候時の観察はおすすめできません。

 

ただ基本的には、釧路湿原地方の冬場は晴天率がとても高いです。

 

そんな中、たまに降る小雪の中で躍動する彼らの姿を見るのは心が踊ります。

 

雪の中のタンチョウ

 

「雪よりも白い」

 

このような表現で呼ばれることもある神々しい存在です。

 

曇りの時は写真全体が暗くなりがちなので、露出補正で明るく撮ることをオススメします。

 

雪の中のタンチョウ

 

雪の中で佇むだけの姿も絵になります。

 

ペアのダンスを見逃さない

踊るタンチョウ

 

タンチョウと言えば、やはりペアになって踊る姿が印象的です。

 

ただしいつ踊るのかは、じっくり観察していないと見落としてしまいます。

 

上の写真にように2羽のタンチョウの鳴き声がシンクロしだしたり、群れからちょっと離れるような動きがあればダンスが見られるかもしれません。

 

踊るタンチョウ

 

動作はとても優雅でふわっと空中に舞う姿に心を奪われます。

 

まるでそこだけ重力が軽いのではないかと思うくらいです。

 

そんな彼らの姿を印象的に撮ることができたら、一生の思い出になるかもしれませんね。

 

寒くて風が弱い日は吐息を狙う

タンチョウの吐息

 

タンチョウと言えばそのよく通る鳴き声がありますが、とても寒くて風が弱い日は吐息も印象的に撮ることができます。

 

吐息は、やはり鳴く瞬間に発生します。

 

タンチョウの吐息

 

タンチョウが鳴く場合は、連続して鳴くことが多いので、1羽が鳴き始めたら素早くレンズを向けてみてください。

 

背景や太陽の角度にもよりますが、白く美しい吐息を収めるチャンスです。

 

タンチョウが自分から遠い場合は超望遠レンズが必要ですが、意外と近い距離でも自然な姿を見せてくれるので、期待してください。

 

飛び立つ瞬間はわかりづらい

飛び立つタンチョウ

 

これまで伊藤サンクチュアリで何度も撮影してきましたが、彼らが飛び立つ瞬間は意外とわかりづらいと感じています。

 

というのも彼らは他の多くの野鳥とは違い、この伊藤サンクチュアリでは人間を意識した行動をほとんどしないからです。

 

タンチョウ以外の野鳥は観察していると、なんとなく飛び立つ瞬間がわかります。

 

それは緊張感や仕草であったり、フンをしたりと、なんとなくわかるんです。

 

でもタンチョウはとても自由で賑やかに目の前で動き回っていることが多く、いつ飛ぶのかがわかりづらいと言えます。

 

白鳥のように助走が長いわけでもなく、意外と素早く飛び立ちます。

 

それでも夕暮れ時にじっくりと観察していると、仲間たちと飛ぶタイミングを伺っているのがわかるようになります。

 

こればっかりは慣れが必要かもしれません。

 

まとめ

伊藤サンクチュアリのタンチョウ

 

伊藤サンクチュアリは、これまでも多くの手で守られそして今も人の手によって保護されている貴重な場所です。

 

そこでは誰もが安全に、そして安心してタンチョウを観察することができます。

 

外国からも観光客が来るようになりました。

 

希少な野生動物への配慮と、そこに関わる人々への思いやりをもって、素晴らしい自然を感じてもらえたら嬉しく思います。

 

それでは最後まで読んでくださりありがとうございました。

 

■伊藤サンクチュアリのグーグルマップはこちら

 

 

■伊藤サンクチュアリの撮影について紹介している動画はこちらから

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(幸せカメラチャンネル 6分4秒)

 

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